平成27年度より「つり環境ビジョン助成」が始まります! 今年度は清掃活動など、水辺の環境保全活動を行う8団体への助成が決定!
つり環境ビジョンと志を同じにする各団体の活動レポートを、どうぞお楽しみに!
(特非)浅間・吾妻エコツーリズム協会
(特非)荒川クリーンエイド・フォーラム
(特非)いびがわミズみずエコステーション
誇れるふるさとネットワーク
(特非)ワールドオーシャンズデイ
つり環境ビジョン助成 平成27年度まとめ
(荒川クリーンエイド・フォーラムの活動の様子)
つり環境ビジョンが環境再生保全機構「地球環境基金」を通じて取り組む、"水辺を守る"環境活動に向けた助成事業である「つり環境ビジョン助成」。平成27年度は8団体が採択され、その活動をレポートしてきました。そこで今回、活動の年度まとめのレポートとして、環境再生保全機構の担当者様とともに、その成果を振り返っていきます。
平成27年度の助成活動を総括
"LOVE BLUE"をスローガンに、さらなる発展のために――
 国内で初めて実施される地球環境基金企業協働プロジェクト第1号となった「つり環境ビジョン助成」。平成27年度は8団体が助成対象となり、LOVE BLUEの旗の下で実施された水辺の環境保全活動をレポートしてきました。「つり環境ビジョン助成」の特長は、地域密着型の小中規模の活動で、団体単独ではなく行政や他団体と連携した取り組みにあります。そこには、水辺の環境保全・清掃活動が含まれていることが必要であり、さらに、平成27年度の助成団体を取材して実感したことは、どの活動でも"次世代"がキーワードになっているということでした。「環境問題の解決策は子どもたちが持っているかもしれない。未来を子ども達に委ねることも大切ですよね」とは、「故郷の海レスキュー隊計画2015 in 高松・男木島」を主催した「海守さぬき会」会長・中條慎也さんの言葉。未来を担う次世代への環境教育はもちろん、次世代のリーダーを育てるという考え方も活動団体に求められています。環境再生保全機構の本城宏行さんもこう言います。
「我々が環境保全に取り組む団体さんを応援していく際、持続可能な活動を応援することがひとつのテーマになります。人材育成や世代交代を視野に入れ、若い方に活動を知ってもらうための手立てを考えることが、将来的に持続可能な活動に繋がっていくと思います」。

 また、今回「一般社団法人JEAN」に関しては、海ゴミ問題に関する研修会が助成の対象になりました。現場での実践活動に加え、人材育成や環境教育に関する活動も、「つり環境ビジョン助成」としてサポートしていきたい取り組みのひとつです。

「海守さぬき会」が中学生と協同して取り組んだ「故郷の海レスキュー隊計画2015 in 高松・男木島」。貴重な夏休みの1日を環境活動に当てた生徒さんたちを見て、彼らの故郷が豊かになっていくことを確信しました。

環境問題に対する関心を高めていくための活動を25年も前から続けている「JEAN」。写真はJEANが2日間開催した研修会「大人のための海ごみ講座」の様子。環境活動に関する豊富な実績と経験を活かし、人材育成にも尽力しています。


 環境保全活動を成長発展させていくには、"連携"というキーワードも重要です。地域住民との連携は必須ですが、それ以外にも行政や企業、他エリアや他団体との連携を図ることで単独では実現出来なかったことが達成できたり、複雑化する問題の本質が解決できることもあります。「荒川クリーンエイド・フォーラム」や「いびがわミズみずエコステーション」は地域と地域の連携を重ね、他流域まで活動を拡大させています。「NPO法人ワールドオーシャンズデイ」や「海守さぬき会」は漁業関係者と連携することで独自性の高いプログラムを企画。また、観光客など一時的な参加者も取り込んだ清掃活動を行う「誇れるふるさとネットワーク」や「アーキペラゴ」の取り組みは、新たな連携の形を実践しています。

「いびがわミズみずエコステーション」の活動「揖斐川流域クリーン大作戦」は、下流域との連携を深めて河口まで活動を伸ばすことが目標。

NPO法人ワールドオーシャンズデイの活動「ワールドオーシャンズデイ」では、さまざまな団体と連携してプロジェクトを構成。アマモを育てる「海の森づくり」活動も、神奈川県立海洋科学高等学校や腰越漁業組合との連携により実現しました。(写真提供)

与論島で365日ゴミ拾いを続ける「誇れるふるさとネットワーク」の活動には、観光で島に訪れた人も頻繁に参加。早朝にゴミ拾いをしてから島観光をするという、身も心も充実した時間を楽しんでいます。


 こうした採択団体の活動を振り返りながら、「つり環境ビジョン助成」活動の手応えと助成団体に今後、期待したいことを本城さんに伺いました。
「まず、水辺に関する環境保全活動を8団体横並びで見ることができたことで、我々も非常に勉強になりました。地域ごとに取り組みが異なり、地元を愛している方々が多いことも実感しました。実は平成28年度の助成金申込みの説明会を全国15カ所で行った際、「つり環境ビジョン助成」に対して多くの質問が寄せられました。これも、「つり環境ビジョン助成」に全国の環境団体などから期待が集まっているひとつの手応えだと思っています。平成27年度の助成団体の各地での活発な活動状況は最終的に活動実績として4月に報告され、今秋に活動報告集としてまとめる予定となっています」

 平成28年度の「つり環境ビジョン助成」採択団体については、3月末に最終決定する見通し。平成27年度よりも応募件数が増え、注目度と期待の高まりを実感しています。これからの抱負を、環境再生保全機構の坂本雅洋さんが語ってくださいました。 「同じ志を持つ団体さんが増え、共に水辺の環境保全を推進していくことで、やがて日本全国の水辺環境が改善されていくと信じています」。

独立行政法人 環境再生保全機構 地球環境基金部 地球環境基金課の本城宏行さん(左)と坂本雅洋さん(右)。平成28年度からは、主に坂本さんが「つり環境ビジョン助成」に関して担当してくださいます。

 各団体の熱心な活動、さらに地域住民や行政、他団体との連携により、"LOVE BLUE"をスローガンに掲げた「つり環境ビジョン助成」の輪は着実に広がっています。2016年1月末に開催された釣具の祭典「ジャパンフィシングショー2016」でも「つり環境ビジョン助成」のブースを設け、各団体の活動をパネルで展示。団体関係者にご協力いただいてメインステージでの活動報告会を企画するなど、助成活動の意義を多くの方々に知っていただく場になりました。さらなる認知拡大も、つり環境ビジョンの使命。今後もこの"LOVE BLUE"の輪が広がる広報活動を積極的に行い、新たな助成採択団体の活動レポートも続けていきたいと思っています。ご期待ください!
2016年1月29日~31日の3日間、みなとみらい・パシフィコ横浜で開催された「ジャパンフィッシングショー2016」。老若男女、多くの釣り愛好家が訪れました。「つり環境ビジョン助成」のブースにおける活動報告だけでなく、メインステージではNPO法人ワールドオーシャンズデイ、荒川クリーンエイド・フォーラム、JEANによる活動報告会も実施。

<第1回目>水辺の環境を一緒に守ろう!
平成27年度より「つり環境ビジョン助成」が始まります!
今年度は清掃活動など、水辺の環境保全活動を行う8団体への助成が決定!
つり環境ビジョンは、志を同じにする団体を応援します。
つり環境ビジョンは、今年度から新しい試みをスタートさせます。「つり環境ビジョン助成」です。これは、つり環境ビジョンが行う助成支援であり、(独法)環境再生保全機構による地球環境基金企業協働プロジェクトの第1号として始まります。地球環境基金の通常の助成活動は、活動資金を寄付した企業名は明らかになりませんが、本プロジェクトは、活動資金を寄付した企業・団体が明らかになります。「つり環境ビジョン助成」はこのプロジェクトの第1号として新設。つり環境ビジョンと志を同じにする“水辺の環境保全”を考えるNPOなど諸団体を支援することにいたしました。

ちなみに地球環境基金は、1993年5月に創設されました。前年に、ブラジル・リオデジャネイロで開催された「環境と開発に関する国連会議」(地球サミット)をうけて、日本国内における民間団体(NPO、NGOなど)による環境保全活動を支援するため、国と民間の拠出で行う助成支援の仕組み・地球環境基金が誕生したのです。当時の日本ではNPO、NGOの概念がまだ芽生えていませんでした。つまり地球環境基金の創設が、環境保全活動を行う民間団体を育ててきたとも言えます。助成決定までの審査は非常に厳しく、それゆえに、助成支援を行う企業・団体から信頼が寄せられています。

さて今年度、つり環境ビジョンが地球環境基金と協働で行う助成活動「つり環境ビジョン助成」ですが、計8団体、総額900万円の助成を行う予定です。助成を行う団体は以下の通り。地域性や目的などに違いはあるものの、どの団体も清掃活動など、水辺の環境保全に熱心に取り組んでいます。各団体の活動に関しては、順次、皆さんに紹介しています。つり環境ビジョンと志を同じにする各団体の活動レポートを、どうぞお楽しみに!
「つり環境ビジョン助成」採択団体
Photo
(特非)アーキペラゴ
瀬戸内の島々の特色や文化、環境から学び、島から感じた希望の種を未来に繋いでいく。今回の助成活動は、清掃活動を取り入れたエコツーリズムの開発など。
Photo
(特非)浅間・吾妻エコツーリズム協会
浅間山と吾妻地域周辺の自然、歴史、文化などの魅力を掘り起こし、保全するために発足。今回の助成活動は、野尻湖の水辺環境保全活動など。
Photo
(特非)荒川クリーンエイド・フォーラム
荒川のゴミを拾うことを通じて、自然を豊かにするとともに市民の環境保全意識を高める。今回の助成活動は、荒川河川敷の清掃活動とゴミ減量の普及啓発活動。
Photo
(特非)いびがわミズみずエコステーション
揖斐川流域に暮らす住民に対して、豊かな自然環境の保全や循環型社会の構築に関する事業を行う。今回の助成活動は、揖斐川クリーン大作戦、環境塾など。
Photo
海守さぬき会
清掃活動や海岸生物の生態調査などを通じて、親しみやすい瀬戸内海づくりに取り組む。今回の助成活動は「故郷の海レスキュー隊計画2015」発足。
Photo
(社)JEAN
海洋ごみ問題解決のために、クリーンアップキャンペーンを全国規模で展開。
【海ごみサミット】運営など。今回の助成活動は、海ごみを題材にした大人のための環境教育。
Photo
誇れるふるさとネットワーク
誇れる故郷を残し、また創ることを使命とする。今回の助成活動は、有志ボランティアと行う与論島における365日の海岸清掃活動と大学生などとの協働による海域調査。
Photo
(特非)ワールドオーシャンズデイ
ワールドオーシャンズデイに海をテーマにしたアクション実施など。今年は6月6日に開催。今回の助成活動は、アマモ場育成を通じた地域連携ネットワークの構築。