新規
団体名 : NPO 未来の荒川をつくる会
活動地域: 山梨県
活動内容: 名勝・昇仙峡から甲府市を縦貫する荒川及びその支流の河川清掃
LOVE BLUE
~地球の未来を~
NPO 未来の荒川をつくる会
NPO 未来の荒川をつくる会
日程平成29年8月20日(土)
山梨県甲府市を横断する一級河川、荒川。平成29年度「LOVE BLUE助成」新規団体である特定非営利活動法人「未来の荒川をつくる会」は、その荒川の清流としての魅力を取り戻し、より多くの人々が街の宝として意識できるよう多彩な活動を続けてきました。
 今回は、つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業のひとつ、地球環境基金企業協働プロジェクト「LOVE BLUE助成」を受けて開催された、9回目の実施となる荒川よっちゃばれ「子ども水辺楽校」の様子をレポート。お子さんたちが川の中へ入り、放流されたアマゴ(ヤマメの亜種)約2,000匹のつかみ取りを行いました。
山梨県甲府市を横断する一級河川、荒川。平成29年度「LOVE BLUE助成」新規団体である特定非営利活動法人「未来の荒川をつくる会」は、その荒川の清流としての魅力を取り戻し、より多くの人々が街の宝として意識できるよう多彩な活動を続けてきました。
 今回は、つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業のひとつ、地球環境基金企業協働プロジェクト「LOVE BLUE助成」を受けて開催された、9回目の実施となる荒川よっちゃばれ「子ども水辺楽校」の様子をレポート。お子さんたちが川の中へ入り、放流されたアマゴ(ヤマメの亜種)約2,000匹のつかみ取りを行いました。
荒川の環境を整え
地域の宝を子供たちへ継承していく
 甲府市の北部端から南部端までを悠々と流れる荒川は、かつてはカワセミや蛍が舞い、アマゴ(ヤマメの亜種)やメダカが棲み、水遊びをするお子さんたちの笑顔で賑わう川でした。しかし近年は、治水事業による護岸整備で川幅が狭められ、水深が増して流れが急になったこともあり、人々は川から遠ざかる生活を送るようになります。そんな状況を改善しようと、川と人々が共生できる環境保全活動を続けてきたのが、平成29年度「LOVE BLUE助成」新規団体、特定非営利活動法人「未来の荒川をつくる会」です。団体設立の目的は、甲府市発展の礎を築いてきた荒川の環境を整え、市民が川の存在を身近に感じる活動を行い、地域の宝を未来の子供たちへ継承していくこと。これまで日常的な河川清掃に加え、荒川と笛吹川、さらに濁川(にごりがわ)を結ぶ盆地一周のサイクリングロードの整備、流域での花壇整備や桜の植栽、子供たちとのアマゴの放流などの事業を展開してきました。毎月第一日曜日に開催している「荒川の定期清掃」は7年前からスタートし、現在では毎月80名から100名くらいのボランティアスタッフが集まり、川の中のゴミを手作業で回収しています。回収するゴミの量や開催回数よりも、川をきれいにしたいという想いを大切に活動を行ってきました。
「荒川の下流はヘドロが多かったのですが、最近はだいぶ水質が改善されてきましたね。ゴミの量も、当初はゴミ袋約280袋にも及んだ場所が、5年目には100袋を下回り、回収するゴミの量は年々減っています。しかし、ゴミは絶えることがありません。圧倒的に多いのは、ビニール袋。ペットボトルや弁当容器も目立ちます。この活動に賛同してくださる企業や団体の方々、そして地域のみなさんとともに自主的に地道な清掃活動をしてきた成果は、住民の方々の河川環境に対する保全意識が高まったことにあると思っています。清掃活動をしている姿を見てもらい、そこに住む人の意識が変わったことで、行政との連携も増えるようになりました。こういった清掃活動は、人々に気付きや謙虚さ、協調性を与え、人間の心磨きの一環になるのではないかと私は思っています」(「未来の荒川をつくる会」 会長・飯野正久さん)
8月20日に行われた荒川よっちゃばれ「子ども水辺楽校」の開会式挨拶で、改めて荒川への想いを語る特定非営利活動法人「未来の荒川をつくる会」 会長の飯野正久さん。小学生の頃は、荒川を渡って通学していたとのこと。大の釣り好きで、川や海、そして離島にも足を運ぶ。
川に入って魚に触れることで
生き物を育む川を大切にする心を養う   
 
 LOVE BLUE取材班が伺った8月20日は、つり環境ビジョンコンセプトに基づくLOVE BLUE事業 地球環境基金企業協働プロジェクト「LOVE BLUE助成」により、荒川よっちゃばれ「子ども水辺楽校」が開催されました。今年で9回目の開催となる環境体験学習イベントで、甲府市の子供たちにとっては恒例の夏休み行事として定着しています。朝早くから約300組の親子が来場。甲府市長や市議会議員の方々も駆けつけていらっしゃいました。この「子ども水辺楽校」は、アマゴ約2,000匹を放流し、川に入ったお子さんにつかみ取りをしてもらうイベント。川に入ることで自然と親しんでもらい、なおかつ川魚に触れることで、生き物を育む川を大切にする心を養う目的です。幼児用のつかみ取りコーナーもあり、年齢を問わず楽しめるイベントです。開会式の後、約2時間つかみ取りを楽しみ、獲ったアマゴの一部はその場で炭焼きにして頂きました。参加者みなさんの笑顔や、魚を獲った子供たちの達成感に満ち溢れた表情は、すべてこの荒川がもたらしたもの。そんな地域の宝である荒川を身近に感じる時間こそが、このイベント最大の目的です。そして忘れてはならないのが、イベントを成功に導くために尽力してくれるスタッフの存在だと、会長の飯野さんはおっしゃいました。
「私たちの年間活動は、ボランティアスタッフの支えで成り立っています。川に入ってゴミを拾ってくれている人も、今日のようなイベントで朝早くから準備や運営を手伝ってくれるスタッフもすべてです。こういった活動を続けていくには、仲間意識を持てるかどうかが大事。そしてもうひとつ欠かせないのが資金です。毎月それなりに経費は掛かります。活動を継続的に行っていくためには、個人だけの資金では到底やっていけません。私たちの活動を支援して下さる「LOVE BLUE助成」は、本当にありがたいと思っています」(「未来の荒川をつくる会」 会長・飯野正久さん)
川に入って魚を掴み、満面の笑みを浮かべるお子さんたち。こういった思い出は、大人になっても忘れないもの。そして、この経験を家に持ち帰り、家族で共有することにも意味があります。今回このように放流したアマゴの費用などにも、「LOVE BLUE助成」をお役立ていただいています。
今回のイベントには、約80名のボランティアスタッフが参加しました。大勢の参加者の安全を守るためには、多くのスタッフが必要になります。
「荒川の定期清掃」も一緒に行っている山梨県立甲府城西高等学校サッカー部の皆さんは、早朝からゴミ拾いなどを行い会場周辺の安全の確保を行っていました。
様々なイベントがあり、お子さん方にとっては、夏休み最後の素敵な思い出になったようです。
"自然"と"人"との繋がりを
大切にする心を育てていきたい   
 
「子ども水辺楽校」をはじめ、荒川流域でさまざまなイベントを企画してきた「未来の荒川をつくる会」。今後は主催するイベントを厳選し、毎月の「荒川の定期清掃」や「子ども水辺楽校」の充実度を高めていきます。。そして、行政との連携を進め、今回のイベント会場となった平瀬浄水北公園広場を、河川公園として整備していくプロジェクトも進めています。甲府に住む子供たちが、いつでも川で遊べる未来を築く――。このブレない信念のもと、これからも「未来の荒川をつくる会」は活動を通し、 "自然"と"人"との繋がりを大切にする心を育てていきます。 「LOVE BLUE助成」は、環境保全活動を通じて将来を担うお子さんたちの心を養う活動にもご活用いただいています。